悪魔が宮野を誘惑する。
いや悪魔というよりは神のほうが近いかもしれない。
そう、パイオニアの神、その名は齋藤慎也。
6勝するとボックスが2箱もらえるアリーナダイレクト。その存在を宮野は当然知っていた。
しかし参加するつもりは微塵もなかった。宮野はリミテッドが下手である。
世界選手権のドラフトラウンドは1-2、フィラデルフィアで行われたプロツアーでも1-2。
アリーナオープンでプライズフィニッシュした回数は0
しかし神が宮野の耳元でささやいた。
「宮野くん。さすがにダスクモーンはやりどく。オールインしよう」
宮野は1つの美徳を持っている。それは強者に迎合すること。
宮野初めてのアリーナダイレクト挑戦編の始まりである。
Day1
1回目 6-1

はまさんからどのカラーをやるべきかアドバイスをもらっていきなり6勝スタート。
就職活動をやめてアリーナダイレクト一本で食べていくことを決意する。
今なら反転術式も使えるかもしれない。
宮野は自分が成ったことを悟った。
2回目~12回目
勘違いだった。普通に破産。
13回目 6-1

あまりにも負けが込んで発狂しかけたため、再びはまさんにヘルプを求めカラーのアドバイスをいただく。
それが功を奏してか2回目の完走で4箱目。
14回目 5-2
天上の鎧2枚を飛行とアグロにペタペタするアグロエスパーエンチャントでリーチをかけるも、最後の最後に土地が2枚で止まって負け。ここで力尽きて一日目を終える。
17000円×3で51000円を使って4箱なので何とか微プラスといったところか。
Day2
15回目 6-1

はまさんのサポートを受けたときは必ず完走していたため今回も助けてもらった結果不敗神話継続。
一日目の最後が6-1,5-2で二日目にいきなり6勝。これで6箱目。
今度こそ完全に至った。
天上天下唯我独尊
宮野と五条悟のために作られた言葉である。
16回目~18回目何事もなく0-2。
そういうこともある。所詮運ゲー。宮野は悪くない。
自分に言い聞かせる。
19回目 5-2
良いラクドスを組めたが完走ならず。箱はもらえなかったが調子は悪くない。
21回目4-2
アベレージが良いからいつか8箱目に手が届く。
この時の宮野は希望に満ち溢れていた。
22回目~32回目 大爆死
2日目 驚異の2箱ENDを迎える。
Day3
昨日負けを取り返さねばならない。
一平にはなりたくないという焦燥感に支配される。
33回目 0-2
毎回一日の最初にはまさんからアドバイスをもらって6勝していたので、今回もそれに期待して挑むが無残にも散る。不敗神話終了
34回目 5-2
めちゃくちゃ強い青白ができて勝利を確信するも構築級青緑に蹴散らされた後に、土地事故を起こし死亡。
うすうすこれが最後のチャンスであったことを理解してはいたが一平のままでは終われない。
この思考こそが一平への入り口だということに気づいてはいるのに体が勝手にENTRYのボタンを押してしまう。
35回目 1-2
36回目 1-2
37回目 0-2
38回目 4-2
39回目 0-2
40回目 2-2
ここでジェムと気力が尽きる。
15回目~40回目まで1箱も得られずに終了。
結果

3日間で2万ジェム(17000円)を8回課金、合計13万6千円使い獲得したボックスは6箱。

参加前に6000ドルあったPayPal残高はもはや5200ドルとなってしまった。

15回目でやめておけばよかったのに。
そんな考えは野暮である。
人間万事塞翁が馬
どんな結果になるかは誰にも予想がつかないものである……
などと悟ったことは1ミリも考えていない。
宮野の脳みそを支配するのは
二度とやるかこんな糞ゲー
ただこれだけである。
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